在宅フリーランスワーカーの実態

ここ数年でパソコン通信やインターネットの普及も手伝って、在宅フリーランスワーカーを募集する会社も増えてきました。しかし裾野が広がった結果、安直に登録すれば仕事がすぐに来ると思っているようなフリーランスワーカーも増えてきています。

「主婦ですが、ぜひお仕事したいです。よろしくお願いします!」というようなあいまいな内容で登録したり、「登録したのに全然仕事が来ない。どうしてですか」と問い合わせてきたりと、例を挙げればきりがないほどです。

自分から営業しなくても仕事を回してくれる会社に登録するのは、もちろん都合が良い面も多いのですが、逆に、何百人もの人が書き込んでいるのだた認識しましょう。その中で自分をアピールするのならば、相手にこちらのスキルが分かるように、具体的に書き込むように工夫したほうが良いでしょう。「打ち合わせに出向くことができます」、「急な仕事でも対応可能です」などという、ちょっとした一言でも相手の反応が違ってくるものです。

「子どもが小さいので在宅で働きたい」とか、「結婚したら家庭と両立させたい」と言う女性がいますが、ただ収入が欲しいのならパートで十分であり、パートもできないという人には、厳しい自己管理が必要な在宅の仕事など、できるわけがありません。

フリーランスは、決して何もかもを解決してくれるバラ色の働き方、というわけではないのです。「だれにでもできる、ちょっとした作業」ばかりを求めていると、在宅で働ける求人数は非常に狭き門になることを認識しましょう。